「ドアロック」
「ドアロック」
誰にでも起こりうる、閉鎖的な現代のマンション住居という、非常に身近なサスペンスとして、またこれぞ、韓国女優の演技の神髄!という視点からも楽しめる映画です。
映画の醍醐味として「非日常的な」要素をいかに「日常的な」要素として組み込めるか、は重要だと思うのですが、身近に起こりうる題材のため、脚本的には驚くような展開も少なかったのは少し残念でした(苦笑)でも、演出はさすが韓国映画!って感じで、観ているものを飽きさせません!!
ひとり暮らしをする、所謂ごく普通の女性が必死に恐怖から逃れようとする様を見事に最後まで演じきったのは、「女は冷たい嘘をつく」のコン・ヒョジン。
この人の演技だけで成り立っている感が否めません(苦笑)が、実際にもしこのような事件が起こったら、本当にこんな感じになるのかも、と思わせる演技力は流石です。
「うん?うちの玄関の施錠大丈夫かな?」と何度も確認したくなりました(笑)
意外とお気楽に、ホラー系・サスペンス系を観てみたいなーって時にお勧めの映画です。
2018年製作/103分/韓国
原題:Door Lock
評価 ★★★☆☆